アイデアの種を拾うところ

お絵かき、ゲーム作りの発想の元になることをメモ代わりに書いていくところ。

イメージボードという意思疎通のツールで発想を広げてみる

イメージボード

建築関係やものづくりにおいてお客様にこんな「デザインですよ」と案を絵で見せたりして

制作するイメージをチームやクライアントとの刷り合わせるのに使うらしい。

 

自分の知ってるのは「アニメのイメージボードから」だったわけだが。

 

 

 

一般的なイメージボードの考えは

 

制作関係ではビジョンというもので皆に提示していかなくてはいけない。

一人でつくるなら闇のノートにしたためていけばよい。

 

チームで制作時(ゲームなど)原作者のイメージを皆に伝えて方向性を決めるときに使う。

あたりまえの行動の名前がイメージボードということだけなのだが。

 

見やすいかっこいい絵を描いて

「こんなのです~」

と仲間に、クライアントに見せる。

オッケーが出ると進行する。

情熱が伝わればしめたもの。

 

もちろん説明するツールの中のひとつであってプレゼンの能力もいるでしょうね。

 

色んな業界で形を少々変えて存在している?

 

カンプ絵

一昔、二昔前にカンプ絵という言葉を知った。

印刷屋時代に専門書を読み漁っていた時にマーカーで描かれたスピード感ある車の絵があったのを記憶しています。

CM・広告関係のプレゼンに使っていたと書いてあったような?

 

絵コンテも同時にクライアントに出来上がりのイメージをしてもらいます。

出来上がりが動画ですからね、相手の頭の中で映像が動いてもらわないと伝わらない。

そして言いたいことがビシッとストライクにならないといけない。

難しいですね。

 

広告デザインしていた時に設計図的なものを描いてたからそれに当るかもしれない。

まだ駆け出しの頃だったから大したものではないけど。

今思い出して懐かしむ。

 

パース絵

これも建築関係のイメージイラストが中心です。

ビルの完成図をかっこよく描いている。

広告の「OOマンション入居者募集!!」に書いてあるイラストが解りやすいでしょう。

 あとOOスーパーOPENのチラシとか。

 

一時期、大型の本屋に行って読んだり買ったりしていた(高価!!)

パース技術が上がったかは未だ不明。

 

ムードボード

この記事を書くまで知らなかったわけですが、

ファッション関係から幅広く使われてるみたいです。

 

写真や材料などで言葉では言い表せないものを相手に提示して意思の疎通を

するもののようです。「こんなかんじで~」みたいな感じだろうか。

 

 他にもあることでしょう、また見つけたら書いていきます。

 

 

イメージボードを知る

 

イメージボードという言葉を知ったのは宮崎駿氏の「もののけ姫」の絵本版?

記憶が定かではないけど時期は絵本が出る前の時に見た「襖の絵」のイラスト。

閉まっている襖に大きく鬼瓦のような顔が描いてあったことを記憶している。

 

何年か後に「千と千尋.」で出てきたと言う、うろ覚え。

 でもそのイメージは、なぜかいつまでも残っている。

 

イメージボードを深く知る。

 宮崎監督の出演した番組で記憶しているのは

作品のイメージ 「一枚の絵」ができるまで(湧き上がってくるまで)

苦悩(?)しているというところだった。

 

それ関係の番組動画が転がっているので改めて観た。

リアルタイムで観た懐かしい番組もあった。

 

イデアの出し方云々も語ってた、これから書こうとしたことがそこにはあった。

「あ~ちゃんと観た事忘れてもが血肉になってるな・・」

そう感じた。

 

苦悩しして出てきた「一枚の絵」が作品の本質であり 

ほのぼのとした作品世界の水面下で動く世界の本質を捉えたものだと

勉強させられる。

 

自分の中のモヤモヤしたものはいとも簡単に言葉に還元され心にしみる。

これは昔では出来なかった受け皿が在る今だからこそ解る。

 

若者がおっさんの言葉に耳を貸さないことがあるのはそういうことだろう。

年をとってからでないと解らない。

 

逆に若くしてそれが理解できてる者がいればそれは財産である。

優秀な人材として活躍していくことでしょう。

 

これからも宮崎監督の言葉を借りた記事が出来そうだけど了承ください。

 「書いていくとそうなっている」といった方がいいかもしれない。

 

 

これは一枚のイメージボードから始まった

 

なんかどっかで聞いたフレーズなわけですが

どの作品もそうやって出来ているのでしょう。

 

ただ一人の巨匠のひらめきを待つ業界ばかりではなさそうですし、浅いところからスタートして掘り下げていくこともあるやとおもいます。(そういう経験あまり無いから想像で)

 

某ゲームでは一枚の絵から拡げて行き皆にもわかる素材モチーフ、キャラクター、モンスター、神、世界などをくっつけて構成して世界観を拡げている。

 

何も「これが悪いこと」ではなく、逆に知識のある者が世界を大きく作ることが出来る。

 

なんでもかんでも取り入れるスタイルが楽しめるかはユーザー、プレイヤーの意思、嗜好にゆだねられる。きちんと区別してない世界が嫌いな人もいる事でしょうし。

 

自分もあまり好きではないけど、なんでも取り込む行為は自作カードゲーム作った時に経験している。いろんなモンスターや神などを扱ったもの。絵柄は異質ですけどwリメイクしたい。

 

昔からあるものは飽きられると思っていたけど何年たっても手変え品替え媒体変え

ずっと繰り返されてる。いやーすばらしい。あやかりたい。

 

もうすでに認知され古くからある素材は使いたい放題、会社によって新たなデザインとして

新たな世界観として取り込まれる。

 

そこにオリジナルをちょいっと放り込むとなじませることができる。

オリジナル作品を謳うことができるって寸法です。

 

 作品の受けるか受けないかはすべての構成が上手く機能した時でしょう・・・

 浮かんでは消えていく数多のデザイン・・・。

 

イメージ先行、儲け先行

 

とあるゲームAは一枚の絵から始まり先ほど書いたように広げていってお客をつかんでいる。

対する某ゲームBは、いかにどこにお金を落とすかデータ収集のもとに構成を行っているという。

 

 前者がビジュアルオリエンテッド、 後者がデータオリエンテッドと言うらしいです。

  オリエンテッドというのは「方向付け」「志向」「優先」という意味らしい。

 

なんにしてもお金を儲けるという大前提で物事は動いておられる。

イラストはそのシステムに使うツールのひとつに過ぎないと

絵を描く方なら気づいておられるだろう。(趣味の人除く)

 

 

 まとめ

瞬発的に巨匠のような概念を打ち立てられる企画者と理解と察しが出来る仲間たちが居る会社がイケイケなんでしょうな。

ということで、お役に立ったらゲーム作って贈っておくれ、ではまた。

 

 いつもの漫画、書き込みは身を滅ぼす。

itokimaru.hatenablog.com